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そうだ日本酒を呑もう!車寅次郎に学ぶ日本人の酒の楽しみ方

寅さんが教える日本酒の飲み方

先日ニッカウヰスキーの69キャンペーンでHULU1年分に当選したので、男はつらいよを通しで観ている桐生です。こんばんは。

衰退する日本酒業界

1996年をピークに減り続けている日本国内における酒類販売量。清酒に関しては1975年のピークに比べ3分の1まで減少しています。

そんな中でも純米酒や純米吟醸酒などの高級ラインはここ10年で売上が伸びているようですが、かつての日本に馴染んでいた旨い肴に安い酒の風景は失われつつあるようです。

日本酒のイメージを覆したワンカップ大関

そんなピークに躍進した酒のひとつに広く知られる「OneCUP OZEKI(ワンカップ大関)」があります。来年で60周年を迎える1964年発売の業界初のカップ酒で、当時の若年層を開拓した今でも親しまれるこのお酒。今では味わって呑んだことのない人のほうが多いかもしれません。

日本酒が気になったらイカなんかのちょっとしたあてとチビリと楽しんでみてください。コンビニでも変える上撰で十分旨いんです

日本酒は寅次郎に学べ

そんな話はさておいて、男はつらいよ第42作目のぼくの伯父さんからのワンシーン。満男に酒の呑み方を教える寅次郎のセリフ。

『いいか、まず片手に杯を持つ。酒の香りを嗅ぐ。なあ?酒の匂いが鼻の芯にじーんと染み通った頃、おもむろに一口飲む。さあ、お酒が入っていきますよということを五臓六腑に知らせてやる。なあ?そこでここに出ているこの突き出し。これを舌の上に、ちょこっと乗せる。これで酒の味がぐーんとよくなる。それから、チビリ、チビリ、段々酒の酔いが身体に染み通っていく。』

2019年公開のお帰り寅さんではこの回の名台詞を振り返っています。

寅さんと満男が呑んだ酒

劇中で2人が行ったお店は浅草の「どぜう飯田屋」さんの設定で、そこで出している銘柄から推察すると飲んでいる日本酒は月桂冠かもしれません。

おしながき | どぜう飯田屋

価格からすると上撰、この日の寅さんはいつもからするとちょっといい酒を呑んでいたようですね。今でいうとこのあたりの酒です。

清酒をちょっと良いグラスで

今では良い酒と見る人も少なくなった上撰ですが、古き良き日本の風情に思いを馳せながら、口当たりの良いグラスで今夜ちょっと一杯やりませんか。渥美清演じる車寅次郎の名調子でも聴きながら。

最後までお読みいただきありがとうございました。